風俗嬢がリアルに迷惑だと思っているお客様の行動ワースト3
なんか、虚しい。
風俗嬢とは服を脱ぎ棄て裸一貫で相手と向き合うお仕事である。女性としての自分を提供することで高額な対価をいただいているので仕方がないことではあるのだが、やはり虚しくなる瞬間は訪れるもの。オナニーチックなネタにはなるのだが、ぜひ聞いてほしい。
切ったお客様と店の近くでバッタリ会ったとき
わたしの働いているお店は、ザ・風俗街に存在する。そのため、だいたいそのあたりにいる男性は風俗客だし、うろうろしている嬢は風俗嬢だ。わたしはあまりストレスを抱え込んでまではお仕事をしたくないタイプなので、あまり痛かったりしつこかったりするお客様にはなんとなく彼氏がいることを伝えたり時にはオブラートに包みつつ他の嬢をオススメしたりすることもある。そんな風にして切ったお客様と、バッタリ店の外で遭遇することがたまにあるのだ…。向こうも気まずいし、わたしも声をかけるのも変かもしれないし、気付かないふりをして携帯をいじりつつスルーすることが多い。実際、このような状況に出くわした場合お客様としてはどうした方がベストなのだろうか。ぜひご意見をお聞かせいただきたい。
自分のお客様が他のキャストを指名していることがお礼日記などで判明したとき
”お礼日記”という風俗嬢の営業セオリーがある。これは、写メ日記に出勤したときついたお客様ひとりひとりについてお礼を書いていく方法だ。評判がよく、ずっと継続して続けているキャストも多い。わたしのお店でも店自体が推奨していることもあって、わたしだけでなく他のキャストもこぞってお礼日記を書いている。そして、自分を指名していたお客様が他のキャストのお礼日記に登場してきたときには結構ヘコむ。こちとらただの嬢であるし、束縛する権利などないのは百も承知なのだがやっぱり落ち込むものなのだ。中には、超常連でお店に通い続けているためキャストの中で特定されてしまわないよう、常に設定を変えている猛者がいた。とはいえ、LINEのアカウントなどを営業代わりに教える嬢も増えているのでアカウントから同一人物だと判明・ビックリというパターンも少なくはない。知りたくない、お客様の裏側である…。
女である自分、商品である自分。
働いている中で、どうしても女である自分と商品である自分を割り切って演じきれない部分はどうしてもある。売ってもなくならない、そしてずっとともにあるものが体であるからだ。恋人に求められる自分、そしてお客様に求められる自分。どちらも自分の体であることに変わりはなく、それであるがゆえにたまに虚しくなってしまう。考え出すあまりに風俗上がろうかなぁなんて思いつつ、やっぱり今日もいつも通り出勤するのだが…。
文|立花由佳(手コキ風俗嬢)
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