破壊シリーズというAVが人気だったワケ
昔のAVは、今では考えられないようなことをやっていた。
そのひとつが、街で声をかけたカップルの女の子と、AV男優をエッチさせようというものだ。
やり方はこうだ。
まず、街でカップルに声をかけるが、カメラはこのときから回っている。
そして、スタッフがカップルの男だけを呼んで、「あの女性はあなたの彼女ですか、それともセフレですか」と尋ねる。
こちらは「セフレです」と答えてくれるのを期待しているのだが、ほとんどが「彼女です」と答える。
まあ、当たり前だけどね。
10万円で自分の彼女を抱かせるか
しかし、これでは今回のAVは進めることができない。
なぜなら、今回のAVは「セフレです」と答えたら、「連れの女の子が男優とセックスしたら、10万円出しますけどどうですか」と持ちかける企画だからだ。
もちろん、こんな話を承諾するカップルがいるとは思えないので、一応ヤラセのカップルも仕込んでおいた。
その日は、朝から20組くらいのカップルに声をかけたが、すべて「彼女です」という答えだった。
スタッフもあきらめかけていた頃、最後に声をかけたカップルの反応は、これまでとは少し違うものだった。
最後のカップルの反応
「彼女ですかセフレですか」という問いかけに、男は「どちらでもない」と答えた。
ではどんな関係ですかと聞くと、ただの友達だという。
ただの友達なら、もしかすると可能性があるかもしれないと考えたスタッフは、企画の趣旨を話してみた。
すると男は乗り気だったので、今度は女の子に交渉することにした。
男からすれば、女の子が自分の彼女でなければ、男優とエッチしても何の問題もない。
それどころか、女の子がエッチすれれば10万円もらえるわけだ。
半分ずつでも、5万円が男の手に入る。何もしなくてもね。
だから、男が乗り気になるのは当然だった。
しかし、男は承諾しても、女の子に断られる可能性が高いとスタッフは予想していた。
そりゃあ、この流れだと誰でもそう思うよな。
いきなりAV男優とセックスしろと言われて、OKする女なんてめったにいるもんじゃない。
ところが、めったにいない女がここにいたんだよ(笑)
「どうする?」
2人はしばらく相談していた。
本当に彼女ではないのか?
「お前がやりたいならやってみれば」
「あなたってそういう人よね」
ん、本当にただの友達か?
と思うような会話も聞こえてきたが、結局この2人はAV出演を承諾した。
撮影のための部屋はすぐ近くに用意してあった。
部屋といっても、制作会社の会議室のカーテンの前にベッドを置いただけだ。
しかし、ベッドの奥にカーテンがあるだけで、そこが寝室に見えてくるから不思議だ。
撮影現場には、あのカップルが同時に入ってきた。
もっとも、ただの友達だからカップルと呼んでいいのかわからないが。
女がAV男優とセックスするのを連れの男も見るというので、ちょっと心配でもあったが、カメラは時折男の表情もとらえながら、女とAV男優の絡みのシーンを撮っていった。
「わお、胸でけえな」
女がブラを取って上半身裸になると、連れの男が声を上げた。
「もう、変なとこ見ないでよ」
女は笑いながらスカートを下ろしていく。
謎のまま消えたカップル
僕らスタッフは、またこの2人の関係がわからなくなっていた。
ただの友達だと言っているが、先ほどの会話からは、そうではない雰囲気が読み取れた。
しかし、男はいま初めて女の裸を見たようだ。
ということは、やはりただの友達なのか。
2人の関係がよくわからないまま、撮影は進行していった。
撮影は順調に進んで、3時間ほどで終わった。
「お疲れさん」
「疲れたよ〜」
撮影が終わると、まるで2人は仕事帰りに待ち合わせたカップルのように、肩を寄せて帰って行った。
このカップルがどんな関係だったのか、いまだによくわからない。
ちなみに、このシリーズは何本か制作されたが、このカップルが出演したAV以外はすべて、仕込みの男女を使ったヤラセだったということだ。
文|工藤タツオ(AVカメラマン)
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