銃で発砲される!?ブラジルスラム街での恐怖体験
中学卒業と共に、約1年間ブラジルの色々な地域に住んでいたことがあります。(悪いことをして、逃げていたわけではありません)その中でも、短い期間ではあったのですが、リオデジャネイロのスラム街近辺にも住んだことがあるのです。今よりも15年以上も前のブラジルだったこともあり、治安は悪い地域だったことは間違いありません。
昼間から10歳前後の子供が、シンナーなどで目がイってしまっている光景は日常茶飯事だったのです。当時はスラム街って危ない!という軽い感じでしか考えていなかったのですが、日本では体験しないような恐怖体験を経験することになります。
一歩間違えれば『死』が待っていた。
夕方から夜になろうとしていた時間に、家の近くのスーパーに買い物に出かけることに。近所に住んでいた友人の日系人と向かっていると、目の前からフラフラした怪しい20代の男性が歩いてきたのです。シンナーか薬をやっているのだろうと思いながら、気にせず歩いていると、突然ポケットから銃を取り出し、銃口を向けてきます。
周りにいた人達は、叫びながら一斉に逃げていきますが、目の前で銃を突きつけられたために、カラダが動かなくなってしまったのです。その瞬間フラフラしながら銃を発砲!すると、逃げ遅れていた男性の太ももに当たってしまい、大量に血が流れ始めます。その後は一目散に走って逃げ、男性は警察に取り押さえられたのです。
大型スーパーでは背中にナイフを突きつけられる。
ブラジルでの恐怖体験はそれだけでなく、大型のスーパーに行った時には、ずっと後ろに15歳前後の男性がついてきた時には、レジを出た瞬間にナイフを突き付けられます。そのまま小さい声で何かを話していましたが、ほとんど聞き取れないのです。ナイフの刃が背中に当たる感覚がありましたが、相手が大きな男性ではなかったことで、逃げ切れると確信します。
人がいない場所まで連れていかれる寸前に、思い切って走ると予想通り付いて来れずに、逃げ切ることに成功したのです。ブラジルと言えば、明るい陽気な国なことには間違いありませんが、いまだに貧富の差が激しい国でもあり、スラム街も存在していることから、何が起きてもおかしくない、といえそうです…。
文|チャン小林(アダルトライター)
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