こんにちはー。元風俗嬢で、現在はアダルトライターの百花繚乱です!
わたし、メンがへラりすぎて普通には働けず、一時期は売春(援助交際)で生計を立てていた時期がございます。もう昔の話なので、とっくに時効ですよね?うふふ。
そんなわたしが初めて売春をしたのは、SNSのはしり「mixi」で知り合った、3歳ほど年上の男性でした。
mixiって懐かしいですよね~
今ではすっかり廃れてしまったmixiですが、わたしが年若いころはものすごく前衛的で、時代に敏感な人たちに大流行した新しいシステムでした。
知らない人と趣味のコミュニティで繋がれたり、普段なら知り合えないような面白い人との出会いがあったりと、かなり楽しめたものです。
そんな中、とあるコミュニティで知り合って仲良くなり、マイミクになった男性がいました。おっと、お若い読者の方、ついて来れていらっしゃいますか?マイミクとは現在でいう、相互フォロワーみたいなものです。
その男性はわたしよりも少しだけ年上で、20代半ばから後半くらいだったかしら。mixi内でのメッセージでも、すごくジェントルマンな印象でした。
その男性の名前は、仮にYさんとしましょうか。優しかったので、優しい=Yとしました。
メンヘラが大爆発してしまった夜のこと
その夜、わたしは独り暮らしの狭い部屋で、メンヘラを発動させてしまっていました。慣れない東京暮らしで、仕事も思うようにうまく進まずお金に困る生活に、ほとほと疲れていたのです。
「もうなんでもいいや〜」とばかりに、mixiの日記にメンヘラ丸出しの書き込みをしました。かまってちゃん大暴走です。いやはや、今になって思い出すとお恥ずかしいことこの上ありません。
しかし、その日記を見たYさんは、すぐにmixi内メッセージから心配の言葉をくださいました。それもこれも、わたしがまだ若くてかわいかったからというのが、大きな理由でしょう(オイ)。現在ならば皆さまから放置されること、間違いなしです。涙。
住所を告げると、Yさんは神奈川から車を飛ばしてわたしの自宅まで来てくれました。
初めて対面したYさんは、メッセージの雰囲気で想像していたよりも、ガタイがいい人だったことだけは覚えています。キモイとか、全然そんなことはなく、とても感じのいい男性でした。
Yさんは泣いているわたしの髪の毛を撫でてくれ、ハグしてくれ…。その後しばらく添い寝してくれていました。まあ最終的に、セックスもしたんですけどね。
メンヘラ女って、実におマタがゆるいですね〜。自分でいうのもなんですが。
そのままYさんは寝ずにわたしの傍にいてくれ、夜明けごろになるとお仕事に向かうために、帰っていきました。
しかしYさんは帰り際、おもむろにお財布を出して「少ないけど」と、なんと5万円もの現金を手渡してくれたのです。本当に、本当にびっくりしましたね。
mixiにメンヘラな日記を書き込んでしまったとはいえ、プライドの高かったわたしは、お金に困っているなんて一言も伝えていません。部屋の中だって、そこまで貧乏くさくはなかったはずです。
「プライドが高いなら、突き返せよ」というご意見が大半でしょう。しかし目の前に差し出された5万円という大金に目がくらんでしまったわたしは、一度も遠慮することなく、そのお金を受け取ってしまったのでした。
これが、それまで無償でやりまくっていたセックスという行為が、お金になるということに気づいてしまった瞬間です。
わたしのセックスって、売れるの?
Yさんはその後も、時々わたしの様子を見に来てくれ、そのたびに3万円や5万円というお金を手渡してくれました。
彼も、わたしと同じ20代です。Yさんにとっても結構な大金だとは思ったのですが、わたしは一度も受け取ることを拒みませんでした。そのくらい、お金が欲しかったからです。
「女性は一度でも体を売ると、やめられなくなる」と、誰かから聞いたことがあります。
わたしはYさんとの関係が終わったあとも、出会い系サイトで相手を探し、売春を繰り返すようになりました。だって、セックスしただけでお金が手に入るんですよ?
Yさんは、その場では優しい人だったのかもしれません。でも、結果的にわたしを駄目にしました。
売春でお金を稼ぐという沼にどっぷりとハマってしまったわたしは、どんどんメンヘラが加速し、札束さえチラつかされれば誰とでもセックスするような女となり果ててしまったのです。
その後は出会い系サイトで知り合った詐欺師にお金をだまし取られたり、スカウトマンに言いくるめられて風俗勤めをするようになったりと、散々な目に遭いました。
経験したことだから言い切れますが、お金をいただいてセックスするようになっては、おしまいです。
まあ、それもこれも、当時のわたしが若くてかわいかったからセックスがお金になったともいえますね。って、まだ言ってるのかよってお話でーす。