こんにちは!キンタマ★スターです。相手との距離がわかるマッチングアプリを利用していると、たまにGPS機能がバグって距離1㎞の人が多発する現象があってビビりますよね。日本国民総マッチングアプリ時代に突入したのかと思っちゃう。
ところでこのお話はもう長い間レスられているため、理想のセカンドパートナーを探すべくマッチングアプリをぶん回している人妻キンタマ★スターが、アプリで出会った人をカタログをめくるように回想する物語である。
キンタマ★スター、パパ活にチャレンジ
なかなかマッチングアプリで理想のセカンドパートナーには出会えないキンタマ★スター。そもそも私の理想って何だろう?と理想について本気出して考えてみたところ、非常に言いにくいのだがキンタマ★スターはお金持ちが大好き、というところに行きついたのであった。
そこで、お金持ち男性に出会うならパパ活でしょ!といういたって短絡的な思考により、キンタマ★スターはパパ活アプリに登録することにした。
今までにも何回かパパ活にチャレンジしたことがあるが、今回は新鮮さを重視して新しいアプリにチャレンジしたい。
そこで登録したのはパパ活界では比較的新しめではあるものの、お金持ちパパが多く登録しているという評判のサイト。
パパ活サイトには若くてキレイ、おまけに巨乳の女の子が沢山登録しているだろうし、正直キンタマ★スターのようなアラフォー主婦がパパ活など、需要なんかあるかい!と思う人もいるだろう。
実際キンタマ★スターも「まあどうせマッチしねえだろな」と半ば諦めていた。しかし聞いてください皆さん、アラフォー主婦でも意外とマッチするんです!諦めちゃダメだ!と心の中の修造が叫んでいる。挑戦する心が大事なのさ。
もちろんパパ活サイトには若い女性目当ての男性の方が圧倒的に多いわけだが、意外にもあんまり若すぎる女性は会話が会わないと、30代~40代に絞って探しているパパもいるのである。まあ普通のマッチングアプリ感覚なのかな?月会費はバカ高いけど。
ちなみに高齢パパ活女子を求めるパパたちいわく、大人の女性の落ち着いた雰囲気や、あまりお金にガツガツしてないところがいいらしい。
いやいやお金にガツガツしてなかったらパパ活サイトになんか登録しないのでは?という疑問は一旦おいといて、とりあえずやりとりで会話の弾んだ1人の男性と会うことにした。
ハゲか、ハゲ以外か
その男性はキンタマ★スターより8つくらい年上の会社経営者。お互いにお酒好きということで話が盛り上がり、一度飲みに行こうという話になった。
彼と交換した顔写真は画像が荒すぎて、ユリオカ超特Qのようにハンチング帽をかぶっていることしかわからない。しかしキンタマ★スターはあまり人の外見は気にしない、というか今回はパパ活なんで外見がどうとかは特に関係はない。
ただ、帽子をかぶっているということはおハゲさんなのかな?実はマッチングアプリでおハゲに遭遇したことのないキンタマ★スターはワクワクドキドキ。だっておハゲの人ってセックス強そうだから!もしかしてだけど~♪超濃厚なセックスしちゃうんじゃないの♪
おハゲのパパと改札で待ち合わせをしたので、ドキドキしながら電車を降りるキンタマ★スター。Suicaをピッとして改札を出ると、キンタマ★スターに手を振る男性がいた。
「あ…こんにちは」
「こんちはー。じゃあ行こっか」
軽い調子でご挨拶をするおハゲ。色の薄いサングラスに、ざっくり整えられたロマンスグレーの髪。超オシャレなイケオジである。ていうか髪がある!ハゲてないじゃん!キンタマ★スターのおハゲ処女卒業は先送りになった。
おハゲ(ハゲてないけど)は非常に気さくで話しやすい男性で、しかも資産家の息子という超ボンボン。さらに自分が経営している会社のほかにもいくつもの会社の役員をしているというスーパーリッチマンであった。
あんまり近くにいると私の貧乏がうつらないか心配になるほど、住む世界が違う…あまりの眩しさに目がくらむキンタマ★スター。
いやー、パパ活サイトに本当のお金持ちっているんですね。私が今まで出会ってきたパパ活の人は大抵ケチだったので、全然信用してなかったことを謝罪したい。
その日はおハゲ(略)と一緒に立ち飲み屋をめぐるお約束をしていたので、繁華街でちょこちょこと立ち飲み屋をはしごする。これがまためっちゃ楽しい!デートみたいだ!そのうえお手当とか貰えるのなら最高だな、パパ活。
パパ活というシステムを考えてくれた人に感謝しながらビールをぐびぐび。
やっぱりホテルへGO!
お酒が進むにつれて、当然のようにちょっとずつ色っぽい話題になる。どうやらおハゲは前に露出癖やスワッピング趣味のある変態彼女がいたらしく、彼女との思い出のプレイをなんやかんやと紹介してくれた。茶臼山ホテル(人のセックスを覗けるホテルらしい)とか。
「キンタマちゃんはどう?複数プレイとかスワッピングは興味ある?」
「いや…私、セックスはタイマン勝負が好きなんで…」
若干引きながら答えるキンタマ★スター。意外に思われるかもしれないが、キンタマ★スターはセックスに関しては結構ノーマル。セックスなんて誰にも見られぬようこっそりするもんだと思っているし、1対1のタイマンのお突き合いが好きなのだ。
「そっか…まあ俺も彼女に合わせてただけだから」
悲し気に微笑むおハゲ。見れば見るほどイケオジである。こんな人と付き合えたら楽しいだろうな、と思うほどおハゲはいい奴であった。ハゲてないし。
「ね、キンちゃんホテル行こ」
何件目かの飲み屋を出たところで、おハゲが手を繋いでくる。よろこんで、と手を握り返すと、おハゲは嬉しそうに笑った。それだけでキュンとするチョロいキンタマ★スター。
一般的なパパ活の場合、初回は顔合わせのお茶、その次はお食事、といったように段階を踏み、その度にお手当を貰うらしい。しかしこっちはアラフォー。その辺のパパ活女子の倍くらいは生きている。
パパ活用語でセックスのことを「大人の関係」と言うのだが、アラサーやアラフォーのパパ活女子は初回から大人の関係になる人が多いそうだ。ただでさえ20代に比べると需要が少ない30代以上なのだし、変に勿体をつけない方が稼ぎやすいのだろう。
おハゲの下調べは完璧で、ちょっと移動するとすぐラブホテルを発見。さすが経営者、段取りが上手だぜ、サクッとホテルへGOである。
「中年女性の、この横っ腹が最高なんだよなー」
私のだらしない脇腹の肉をぷにぷにと揉みながらおハゲは言った。安心せよアラフォー女子たち、こんな需要もあるんだぜ。
おハゲのセックスは、変態と付き合っていたわりには非常にノーマルであっさりしていた。こちらの趣味に合わせてくれたのかもしれない。本当にいい人だ。あまり時間がなかったので1回戦で終了せざるを得なかったのが惜しまれる。
「キンちゃんのま〇こスゴイね!はいこれ、今日のぶん」
どうスゴイのかはわからないがま〇こを褒めてもらい、現金の入った茶封筒を貰ってその日はそこでバイバイ。
家に帰って封筒を開けてみると、直筆で「今日はありがとう」と書かれたメモとともに相場の倍くらいのお手当が入っていた。さすがボンボン、太っ腹だ!こちらこそありがとうおハゲ!
その後も会う約束はしたのだが、おハゲはなにぶん多忙であるため再会は果たせていない。
やっぱりある程度定期的に会える人の方がいいし、なによりおハゲは住む世界が違う人なのでセカンドパートナー向きではなさそうだ。
ただパパ活は楽しかった。機会があればまたチャレンジしたいと思うキンタマ★スターであった。