推し活だったら…｜ゆうみ／横浜しこたまクリニック

　この躬恒の歌、百人一首にあれば誰も口ずさみ候へども、一文半文のねうちも無之駄歌に御座候。この歌は嘘の趣向なり、初霜が置いた位で白菊が見えなくなる気遣無之候。
(略)嘘を詠むなら全くない事、とてつもなき嘘を詠むべし、しからざればありのままに正直に詠むがよろしく候。雀が舌を剪られたとか、狸が婆に化けたなどの嘘は面白く候。今朝は霜がふつて白菊が見えんなどと、真面目らしく人を欺く仰山的の嘘は極めて殺風景に御座候。

「新曲の歌詞に、『初霜が降りて、白い菊が見えなくなった。なんて美しいんだ！』ってあってさー。こんな歌詞かけるなんて、推しって天才じゃない😍？」
「霜が菊より多いわけなくない？嘘を書くなら絶対ないこととか、とんでもないことを書いた方がいいよ。大げさなのはおもしろいけど、ありそうな感じで実は嘘みたいなのはおもしろくない！」

…と、二つ紹介させていただきました！
私は昨日、これらを読んでおもしろい！と喜んでいました😁

最近、古典を現代風にすることにはまっているので、もしかしたらまた書くかもしれません✨️
よろしければ、お付き合いください！