序章　メイド誕生秘話〜実話編〜(長文注意)｜ひとみ／GO!GO! 三宮店

序章　メイド誕生秘話〜実話編〜(長文注意)

2025/03/07 (金) 09:00:58

ひとみがこの業界には全くご縁のなかった頃へと時はさかのぼります。(かなり…笑)

全く初出しの内容でお店の誰にも言ったことないなぁ。

では始まり始まりー

大学に進学し、長期休みに入ったので、

上京していたお友だちのおうちに、

何泊かさせてもらっていた時のこと。

友だちが用事があったので、

1人で東京の街を冒険することに。

渋谷に向かいました。

お気に入りの厚底の太めのヒールに、

ぴたっとした体のラインの分かるトップス、

スカートは短め。

今思えばなかなか挑発的な服装です。

ひとみのような小柄でそこまでのルックスじゃなくてもいわゆるスカウトに声をかけられます。

ひ まだったし、少し人恋しく心細かったこともあって、1人のスカウトの話を聞き、そのあと事務所へ向かいました。

その人からは六本木のキャバクラって言われていましたが、そのスカウトの上の人が出てきて、

この子は銀座向きだから銀座のどこどこに連れて行ったほうがいいとのことで、

銀座の高級クラブに足を踏み入れることになったのです。

ドラマか何かで見たことがあるような高級クラブそのものでした。

まだオープン前で、お店には店長さんとスタッフの人、少し後に出勤してきた、女優さんのような美しいホステスさんを目にし、まだまだ自分はお子ちゃまだし、場違いじゃないのかなって緊張していると、

店長さんが笑顔で、「なかなか良いねぇ。お客様に好かれそう」と言っ? ?くださいました。

年齢の分かるものが必要だからそれを持ってきてからということでお店を後にしました。

でも、お母さんになんて言って送ってもらおうって話になり、難しそうってことを告げます。

そのあとスカウトさんに飲みに連れてってもらうことに。

そこは芸能関係の方が行くお店のようで、

私の隣にはAV女優と誰か(話の内容から)がいて、

わー東京だなーと思いました。

そうだ！カメラマンに連絡すると言われ、

さっそく次の日、そのカメラマンさんと会うことになりました。

カメラマンの人が、どこどこのグラビアの事務所の社長に会わせると言って、

さらに数日後すぐ待ち合わせをして、雑居ビルの一室に行きました。

そこでいかにもな芸能関係の雰囲気の社長? ??の対面。

その日は偶然、そこのタレントの卵さんたちの宣材撮りの日で、ここは撮影スタジオで、その写真を撮るのがこのカメラマンさんだったのです。

全員がポージングをすごいスピードで次々としていきます。初めての女のコもとても上手でいいねーと褒められているほどでした。

お前も撮ってみよと言われ、

最後に私も撮ってもらうことになりました。

初めてで眩しい照明。

それにカメラマンとの距離もけっこうあって他の人も見てる。

こんな状況で？って、恥ずかしいのと緊張とでカチコチになってポーズどころではありません。

全然ダメだなって言われ、卵の人たちもニコニコって笑っていて、ますます恥ずかしくて赤面するばかり。

そんな姿を社長は無言でじーっと見てい て、

「この子は動いてるほうがいい」と言ってくださり、

ここの事務所のグループの、

いわゆる一軍のほうになぜか抜擢されてしまったのです。

そこから毎日社長やマネージャーと会う日が続きました。

でも、ひとみは芸能界には興味がなく、だからやる気もなく、彼氏もいたし、やる気のないコはそもそも業界では珍しいらしく、大変そうでした。

ただわくわくしたことは、コンビニに陳列されている漫画の雑誌の表紙になってるコが目の前にいて一緒に喫茶店で待ったり、

某大河ドラマで子役をしていたようなコ、

JRの特大ポスターになってたコ、

アイドルグループに在籍しているコ、

某有名雑誌社から写真集を出しているコたちと行動をともにし、一緒に撮影? ??場やパスポートセンター、何人か編集長さんとも会うなど、

毎日色々連れてってもらい、

ご挨拶までさせてもらいました。

契約を給料にするか歩合にするかなどの話や、

お稽古ごとやその他裏のお話まで。

進んでゆくけど気持ちは追いつかない日々。

寮が都内にいくつかあって、

ここにしようと言われたのが世田谷区でした。

それで世田谷区のとある寮の、

女のコが1人でいた部屋に、

仮住まいさせてもらうことになりました。

駅から寮まで15分近く歩きます。

まっすぐ少し歩くと閑静な住宅街になります。

大きな一軒家がたくさんあって、

素敵だなーと思って散策気分でキョロキョロ歩いていると。

古いけど手入れの行き届いた綺麗なお屋敷がありました。

そこの勝手口の小さな扉に一枚の紙が貼ってあったのです。

え。

まさか。

こんな物語みたいな、

漫画みたいな貼り紙なんて

実際ある？

って不思議に思いました。

どんな貼り紙だったかというと…

「お手伝いさん　募集

時給◯◯円から

経験者優遇

連絡先◯◯…」

と。

お手伝い　さん？

どんな人が住んでるのかな？

こんな募集の仕方はきっと年配の方のはず。

ガウンを着た老紳士かなぁ

とか

家の中の想像も膨らみます。

ペルシャ絨毯が敷かれてあって、

書斎もあってたく? ?ん本があって、

重厚なデスクがあって

などなど

気になって想像が膨らむばかり。

と、序章はここまでです。

100%実体験の内容でお送りしました。

次回は、逆に100%妄想編へと舞台を移します。

ここまで読み進めてくださった方、

ありがとうございました♡